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- ぽっちりとは
pocchiri
がま口ブランドの「ぽっちり」は、2012年京都で生まれました。
がま口の特徴でもある口金開閉部分についている小さく丸い突起(ぽっち)から、かわいく控えめで京都らしい語感がぴったりで「ぽっちり」と名づけました。
実は、辞書にも載ってない京都の花街だけで使われている「ぽっちり」という言葉があり、舞妓さんが身につけている帯留めのことをそう呼びます。
この帯留めですが、舞妓さんが所属する館(やかた)で古より代々受け継がれているとても貴重で特別なものなのです、「ぽっちり」という名には、そんな存在でありたいという思いも込められています。
『がま口といえば、ぽっちりやね』と言ってもらえるように、商品やお店を通じてがま口の魅力をお伝えし、京都発で日本初のがま口ブランドを目指しています。
日本製へのこだわり
ぽっちりのがま口は全て京都をはじめとする国内で製造しています。機械でなんでもつくることができる時代ですが、職人の確かな腕により、一つ一つすべて手作業で作られています。
日本製にこだわっているのは、品質(クオリティ)だけが理由ではありません。
指示通りのものを大量に生産するなら、もしかすると今の時代、中国など海外製の方がコストも安い上に品質も高いこともあるでしょう。
ぽっちりのがま口は、職人のこだわり抜かれた技法で、いくつもの工程を経て出来上がります。
中でも、がま口特有のふっくらとした形を出すのは至難の業。
口金部分に柔らかい布をずれないように、形を整えながらはめていきます。
日本製のよさは、こういった作り手の思いや意思が強く商品に反映されていることだと考えています。
また、生地と口金の間の隙間にはめ込む、「こより」と呼ばれる紐は、口金の幅や生地の厚みに合わせて太さが調節されています。
生地と口金が外れにくいがま口を作るうえで重要な役割を果たしより丈夫ながま口が出来上がります。
企画・指示段階で気づかないことも、製造現場での創意工夫によってよりよい商品が生まれることがあるのです。
私たちが日本製にこだわる一番の理由は、こうした作り手の思いや工夫がしっかりと詰まった商品を、温もりのあるうちにお客さまへお届けしたいからです。